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平成29年4月1日より固定価格買取制度が変わりました。
これにより、すでに認定を受けている太陽光発電設備についても影響を受けます。
太陽光発電を損得で考えるとしたら、その第一歩は業者選びで決まると言っても大げさではありません。
実際、悪徳業者に依頼したことで損をしてしまうというケースも少なくないようです。せっかく太陽光発電を設置するのであれば、損をしたくないと思うのは当然ですし、何よりも設置後も長くつきあうことになる設置業者とは良好な関係を築けることがベストです。
太陽光発電システム設置の契約を結ぶ時に優良な業者を見極めるには、いくつかのポイントがあります。しかし、それ以前に大切なことは、太陽光発電システムの設置に関するすべてを業者に丸投げで任せきりにしないこと。たまたま訪問販売で訪ねてきた業者と契約してしまうのは禁物です。
もちろん訪問販売を行っている設置業者が悪いとは限りませんが、設置者として自分自身が納得した上で、信頼できると思える業者を選ばなければなりません。太陽光発電を設置するには、自分が主導権をもって進めていくという心構えが必要なのです。
とはいえ、太陽光発電システムや設置工事に関して設置者は素人です。わからないことは何でも設置業者に質問してみるというのも、優良業者を判断するポイントとなります。素人でもわかりやすく、納得できるまで十分に説明してくれたり、疑問や要望にもきちんと対応してくれる業者は信頼できます。
逆に、説明や資料に不明点が多く、見積りが大雑把な場合は要注意です。太陽光発電システムの施工実績が多いことも重要ですが、その会社の営業年数には比例しません。太陽光発電の設置工事が一般的になったのは、東日本大震災後に自然エネルギーに対する注目度が高まり、固定価格買取制度が始まって以降のことで、太陽光発電システムの販売・設置に関しては数年の実績である業者がほとんどです。
設置業者と契約を交わすといっても、やはりベースは人同士のつながりです。対個人としての相性もありますし、太陽光発電の保証期間を見据えた10年後、発電パネルの寿命である20~30年後までつきあえる業者かどうかも判断基準となります。
「誠実な対応をしてくれるている」「なんだか信用ならない」、そんな“何となく”のインスピレーションも意外と当てになるもの。業者とのやり取りの中で何か違和感を感じることがあれば、その業者は避けた方が無難でしょう。
また、気をつけたいのがチラシ価格やネット価格です。家電量販店などが「標準設置工事料金」などとして、安価な工事価格を提示していることも多く目にします。これは理想的な条件を基に算出したもので、実際の施工では何らかの追加費用が発生することがほとんどです。
太陽光発電システムの設置において、工事料金が標準範囲内で収まるのは3分の1程度と考えて間違いありません。太陽光発電システムは個々の家屋の環境に合わせて設置するもので、唯一無二のオーダーメイドとも言えるためです。チラシ価格・ネット価格はあくまでも目安であって、この通りにはいかないと理解する必要があります。
同様に、インターネットの一括見積もりサービスなどを利用する際も、実際の工事で必要となる現場の状況や環境など、詳細な項目が分からずに算出した見積はあまり役に立ちません。計画段階で1社だけでも現地調査を依頼して見積を取っておくと、専門家による現場の判断条件が得られるため、より精度の高い見積で多くのメーカー製品や施工業者を比較検討することが可能になります。
太陽光発電に関係する業界の特徴として、新規参入業者が多いことがあります。
太陽光発電を含む再生エネルギーの固定価格買取制度(FIT)が始まって以降、太陽光発電は大変なブームとなり、この太陽光発電ブームによって太陽光発電システムの販売や施工に新規参入する業者が相次ぎました。
これらの新規参入業者の中には技術が未熟な業者もあり、中には悪徳業者もありました。ブームが去った今となってはこれらの未熟な業者や悪徳業者はかなり淘汰されていますが、中には新参業者であることを隠している業者もあります。
新規参入業者のなかには、新規参入の未熟な業者であることを隠すために、休眠会社や太陽光から撤退した企業の登記簿を買い取って、業歴を偽装しているケースがあります。
そのような業者の登記簿の特徴として、
・ここ数年内に役員が総入れ替えとなっている
・数年前まで全く異なる事業内容だった
・不自然な移転の履歴がある
などの特徴があります。
企業の登記簿・登記事項証明書は誰でも法務局などで入手できますので、契約前に確認してみるのもいいでしょう。